耳鼻科にて
耳が塞がっているような違和感を感じたので耳鼻科に行った.気風の良いおばさんが担当医だったのだが,耳を顕微鏡のような機材で覗いて笑いだした.
「よくこんなんで耳が聞こえたね.鼓膜が見えないくらいに耳垢がたまっとるよ.」
なんと.
それから鉗子を使って耳掃除が始まった.掻けども掻けども出てくる耳垢に,居合わせた看護婦さんが驚くやら呆れるやら.その騒がしさにとうとう他の部署からもギャラリーが来てしまうほど.「これで終わり」とばかりに,最後の垢が引っぺがされる感覚と同時にいきなり外界の音がハッキリと聞こえてきて驚き,その後見せられた耳垢の量に二度驚いた.いや,これは聞こえないわ.
その後,音楽プレーヤーの音量が劇的に下がったりした.
教訓
綿棒で耳掃除をしない事.耳垢は自然と外耳道の端まで出てくるので,そこを耳掻きで取ればいいのだが,綿棒では押し込んでしまうため,今回のように鼓膜の近くで貯めこんでしまうことになる.(担当医さんの受け売り)
そんな根性で殴ったって何も変わらない
東国原知事「愛のムチ条例できないか」…報道陣に : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
法律を遵守すべき政治家でありながら法をないがしろにしているとか,児童虐待の言い訳にしかなりそうも無い条例を提案しているとか突っ込みどころは多いが,とりあえずそれは置いておく.それ以前に理由はなんであれ,暴力の責任を自分で引き受けることなく,社会に肩代わりさせようという根性が情けない.他人を傷つける選択を自分でしておきながら,その行動を「愛のムチ」だの「五感を使った学び」だのという見苦しい言い訳で社会から正当化してもらおうと画策するのが,良き県民男子とでも言うのだろうか.落とし前を自分でつけるくらいの覚悟もなしに他人を殴ったところで,何が変わるというのか.