道迷いの繰り言 その続き

旧 道迷いの繰り言 移行作業のみ実施

 スカイ・クロラ


いろいろ書きたいことはあるが,とりあえず一点.背景音の使い方が素晴らしい.レーダーアンテナの唸り,犬(やっぱり出てくる!)のいびきなど,ほとんど聞こえないような音がシーン毎の雰囲気にメリハリを付けている.多分,DVDではよほど良い再生環境でもない限り,これらの音は分からないだろうから,映画館で見る事を絶対におすすめする.

 耳鼻科にて

耳が塞がっているような違和感を感じたので耳鼻科に行った.気風の良いおばさんが担当医だったのだが,耳を顕微鏡のような機材で覗いて笑いだした.


「よくこんなんで耳が聞こえたね.鼓膜が見えないくらいに耳垢がたまっとるよ.」


なんと.


それから鉗子を使って耳掃除が始まった.掻けども掻けども出てくる耳垢に,居合わせた看護婦さんが驚くやら呆れるやら.その騒がしさにとうとう他の部署からもギャラリーが来てしまうほど.「これで終わり」とばかりに,最後の垢が引っぺがされる感覚と同時にいきなり外界の音がハッキリと聞こえてきて驚き,その後見せられた耳垢の量に二度驚いた.いや,これは聞こえないわ.


その後,音楽プレーヤーの音量が劇的に下がったりした.


教訓
綿棒で耳掃除をしない事.耳垢は自然と外耳道の端まで出てくるので,そこを耳掻きで取ればいいのだが,綿棒では押し込んでしまうため,今回のように鼓膜の近くで貯めこんでしまうことになる.(担当医さんの受け売り)

 つれづれ

・不出来な論文にようやっと目処が付く.後は誤字修正と提出…んでもって多分再提出.

・久しぶりにHLGを投げたら,藪に落ちて喪失.悲しい.

・日大弁論部の差別の件.そもそも大学って,様々な意味での異界や異人との交流拠点じゃなかったけ.と思ったのだが,伊都キャンパス移転後の九大を見ると黙り込まざるを得ない.新左翼新興宗教とおぼしき人達が排除され,学生街も無い土地にあるこのキャンパスでは,悪い意味で型通りの人間しかいない.

 そんな根性で殴ったって何も変わらない

東国原知事「愛のムチ条例できないか」…報道陣に : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 法律を遵守すべき政治家でありながら法をないがしろにしているとか,児童虐待の言い訳にしかなりそうも無い条例を提案しているとか突っ込みどころは多いが,とりあえずそれは置いておく.それ以前に理由はなんであれ,暴力の責任を自分で引き受けることなく,社会に肩代わりさせようという根性が情けない.他人を傷つける選択を自分でしておきながら,その行動を「愛のムチ」だの「五感を使った学び」だのという見苦しい言い訳で社会から正当化してもらおうと画策するのが,良き県民男子とでも言うのだろうか.落とし前を自分でつけるくらいの覚悟もなしに他人を殴ったところで,何が変わるというのか.

居酒屋タクシー

新商売を思いついた.サービスで酒と肴を出すのではなく,料金上乗せで車内販売するタクシー・・・車内で酔ったり吐かれたりしたら,足が出るか・・・.

ところで,そんなサービスが割にあうほど,官僚の深夜勤務が多い事については誰も突っ込まないのだろうか.警察消防や病院みたく深夜直が大勢いるわけでもないだろうに.