道迷いの繰り言 その続き

旧 道迷いの繰り言 移行作業のみ実施

 松岡大臣の遺書

 

国民の皆様 後援会の皆様

 私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。

 自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。

 なにとぞお許し下さいませ。

 残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。

 安倍総理 日本国万歳

 平成19年5月28日 松岡利勝

 んな勝手に死なれてもなあ.開き直るなり,後先省みずに逃げ出すなり,面の皮を装甲板にするなり,もうちょっとマシな道があったろうに.まあ,それが出来なかったからこその結果なのだろうけど,無責任な傍観者としてはそう言いたくもなる.

 
 言っちゃあ何だけど,お金の無駄遣いぐらいでどうして「日本国万歳」なんて叫びつつ首吊りせにゃならんのか.本当にそういう事叫んで死ななきゃいけなかった人間は怒るだろうし,愛国心など欠片も無い自分からすれば哀れにしか思えない.あちこちから追求をうけて自分のプライドが崩れていくのに耐えられず,せめて死に様くらいは飾ろうとでも思ったのか.自殺の理由が「疑惑からの逃亡」じゃあ死にきれないから,せめて「これは日本国への殉死だ」とでも思い込みたかったのか.そんなせせこましい誤魔化しで死ねるのはある意味大したものだけど,度胸の使い方を間違っている.


何が腹立つかと言えば,追い込まれていたであろう松岡氏が最後の頼みとしたのが,彼を愛しているであろう家族でもなく,心を許せる友人でもなく,全てを捨てても生きていけるという最後のプライドでも無く,「死んで償え」とうながす日本国なるわけの分からん存在であったことに一番腹が立つ.