道迷いの繰り言 その続き

旧 道迷いの繰り言 移行作業のみ実施

勇姿と現実と


模型飛行機の飛行会では,皆が飛ばし始める前に必ず機体の記念写真を撮る.なぜなら,列線に並ぶ機体のうち何機かは還らないから.洒落にならない話,分野を問わず飛行模型は機体損壊が前提の趣味と言っていい.(ですので,何かの拍子に他人の模型飛行機を壊してしまったと言う人も,あまり気にしないで頂けるとありがたい.むしろ飛行機のせいで他人に迷惑をかけない事のほうが我々にとって重要である.)翼が折れる,接合部がガタガタになるとかは序の口で,酷いのになると射出用のパチンコにぶつかって主翼が粉々になったり,機体それ自体が風に運ばれ回収不能になったりする.

さて,上の機体はJonathan主翼更新機,出撃前の勇姿である.度重なる墜落で大分痛んでいた主翼作り直し,ついでに分離式だったのを胴体に固定した物である.随分前に完成していたのだが,飛ばす機会がなく,やっと今日試験飛行が出来た.



まあ,こういうオチに相成ったわけでありまして.3回ほど,軽く投げていたところ頭から突っ込み,主翼が綺麗に分離.組み立てたときから嫌な予感はしていたのだが,塗装した主翼を何の処置もなしに直接接着した手抜きポイントを見事に指摘された形.ただ,分離式の主翼だった頃にも思ったことだが主翼接合部の強度が低く,墜落時にすぐ分離する事で,機体の損傷を軽減している面があるのかもしれない.




そして,いよいよ待望のニューフェイスが完成間近.この状態で主翼と胴体を,くっつけては離し,完成した状態を想像してはニヤニヤ笑うのが,私の作法である.(オイオイ)


ちなみに機体の写真2枚については,ぷらいばしー保護(主に机の上の惨状隠蔽)のためpixaによる画像処理を施しております.目指すは国営タス通信社写真部!!(目指すな)