道迷いの繰り言 その続き

旧 道迷いの繰り言 移行作業のみ実施

 塗装

紙飛行機2機、HLG1機、HLG用の主翼1つを塗装した。バルサや紙で出来た模型飛行機は、生地そのままだと空気中の湿気で変形したり、荒い表面で気流を乱したりする(レイノルズ数的にさほど影響無い気もするけど)ので、ラッカーなどで塗装することが望ましい。

今回使った手順は以下の通り。

HLG
1.サンディングシーラー(目止用の粉入り塗料)を全体に塗り、乾燥後400番の紙やすりで再びバルサ生地が所々見える位まで削る。これにより木目や細かい傷跡などを潰す。丁寧にやろうとすれば後2回シーラーを塗り、600番と1000番のやすりでそれぞれ削るのが望ましいが、・・・時間が無いのでパス。


2.ラッカースプレーを薄く吹く。乾燥後、1と同様に400〜1000番で下塗が見える位まで削る。これにより平滑かつ十分に薄い塗面を作る。塗料にも重さがあり、HLGには顔料が含まれていないクリアーを使うのが最善だが、塗膜の厚さが見やすい事から赤を使用した。見栄えもするしね。


3.下地の色ムラが消えるように、しかして不必要に厚い塗膜を作らないように注意しながらラッカースプレーを吹く。今回の場合、スプレーの勢いが強かったので1、2秒間ずつ間欠的に吹かす事を繰り返した。これで割合にツルツルした塗膜面が得られる。


紙飛行機は上記手順の2〜3で塗装した。結果は写真に示す通り。


反省点
1.下塗を手抜きしたツケはしっかり回ってきた。木目が十分には潰れてくれず、せっかくの平滑な塗装面に線を入れている。


2.上塗りのラッカーはもっと綺麗に出来る。最終的に色ムラが残ってしまった。HLGならともかく、観賞用模型なら文句が出るだろう。手順2〜3を後三、四回繰り返すことが望ましい。


3.手順のそれぞれの段階で、やすりによる塗膜の削り下ろしが不十分な気がする。


4.作業の途中経過の写真をとっていない。文章で説明したって面白くない(読者が)。


ともあれ、今までやった塗装作業の中では一番綺麗な面が出来たので、ここにニヤニヤしながら翼を撫でる変態が一人出現した。


ああ、早く飛ばしたい。


5/31追記
どういうわけか知らないが、「HLG 塗装」でググるとこのページがトップに来るようなので参考にしたページのURLを追記しておく。みなさん、私のような手抜きのやり方では無くてちゃんとした方法で塗りましょう。
ハンドランチグライダーの作成と調整 (コトブキ エアクラフト)